理想を目指して 新たな品質工学の道

これからの25年を見据えて

 「これからの25年を見据えて」 一般社団法人 品質工学会 会長 谷本 勲

品質工学会の目指すところ,ビジョン30,大切にすること

発行 一般社団法人 品質工学会

 
 品質工学会は、田口玄一博士の提唱する品質工学の開発・研究を行い、考え方・手法を提供してきました。25周年を機会に一般社団法人として新たな活動を開始いたしました。ここに未来に向けて会員が目指すところ、ビジョン、そして大切にすることについてまとめました。
 

目指すところ

 品質工学の開発・研究を通じて、あらゆる分野における総合的な評価体系を提供することで以下に貢献します。
 
  1. プロセスの生産性の向上
  2. 製品・サービスの創出
  3. より豊かで自由な社会の実現

ビジョン30

 30周年に向けて、常に全体最適を考え、いかなる場合も顧客視点での評価技術を継続的に提供し、以下を実現します。
 
 “あらゆる分野に評価でイノベーションを”
  1. 自己実現と社会認知
  2. 新しい品質工学の考え、手法の開発
  3. イノベーションへの貢献

大切にすること

 私たちは、田口玄一の考え、考え方を良く理解し、以下のことを大切にして行動します。
 
  1. 高い志で創意工夫し、目的志向で継続的に取り組みます
  2. 機能性評価と最適化の考え・手法を開発します
  3. オリジナルな研究を実例で行います
  4. 正しさの追究でなく、経済的な優劣で議論します
  5. 成果を広く社会に発信し、普及します
  6. 専門技術の開発を支援します
  7. 全体最適化の視点で研究します
  8. 先行性.汎用性、再現性を確保し、技術開発の効率を追究します

会の運営の考え方

 大切なことを基本に、目指すところ、ビジョンを達成するため次のことを定めて運営します。
 
  1.法令と社会規範を遵守し公正・健全な学会活動を行います
  2.互いの人権・個性・価値観など多様性を尊重します
  3. 学会の持続的成長を目指し、自由闊達な学会活動の環境を提供します

制定

 2017年6月22日 第一版発行[原案作成および編集者一覧
 2017年6月23日 総会の承認により制定