パラメータ設計解析支援ツール提供のお知らせ
一般社団法人品質工学会 事業部会 教育・普及委員会 普及WGでは,パラメータ設計に関する基礎的な知識を有し,実践課題に取り組む品質工学会員を対象に「パラメータ設計解析支援ツール」の提供準備に取り組んで参りました。ようやく準備が整いましたので,2019年5月7日から提供を開始いたします。
解析支援ツールの特徴および入手方法
支援ツール名称
RQES_PRM_TOOL(Excel VBA)
支援ツールの特徴
パラメータ設計の実験条件を指定するとSN比の解析に必要なExcelのワークシートを自動生成します。実験条件の設定では使用する直交表,信号の水準,データーの繰返数,誤差因子とその水準,標示因子とその水準及び計算するSN比を指定します。上記の指定に従ったExcelワークシートの自動生成を行い計算の過程がすべてExcelシートに埋め込まれます。
より掘り下げた解析を行う際にはExcelシートに埋め込まれた計算式を変更して目的に応じたきめ細かな解析が可能です。また,この支援ツールにはパラメータ設計の理解を助けるために,0点比例式のサンプル「光源ランプ部の冷却システム」と標準SN比のサンプル「標準SN比を応用した非線形の理想機能」を付属しています。
取り扱い可能な直交表
解析できるSN比
動特性: 0点比例,基準点比例,一次式,標準SN比
静特性: 望小特性,望大特性,望目特性,0望目特性
入手方法
使用上の制限事項
支援ツール使用に必要なライセンスキーは1会員番号に対して1ライセンスのみ発行します。したがって,支援ツールをインストールして使用できるパソコンは1台に限定されます。また,支援ツールの実行にはMicrosoft Office2010以降のExcelが必要です。
(参考)品質工学用語規格
品質工学会は、学会規格として2007年に品質工学用語規格を定めました。基本、MTシステムの2つからなります。品質工学の進化、発展に応じて、適宜、規格の改定も行われる予定です。
品質工学会規格 QES S 1001:2007 品質工学用語(基本) [PDF]
品質工学会規格 QES S 1002:2007 品質工学用語(MTシステム) [PDF]
本件のお問い合わせ先
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